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講演の技術〜セミナー講演の企画・運営者向けノウハウ

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◇◆   『講演の技術〜セミナー講演の企画・運営者向けノウハウ』
◆◇◆                      第008号 2010/05/13
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<INDEX>
   1.「説得力のある事例とは」

  2.元・ビジネス出版社編集長が語る“出版社の攻略法”とは!?
   出版への最短距離を目指すコンサル出版セミナー(5/17東京)

  3.編集後記

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「説得力のある事例とは」

おはようございます。本多泰輔です。

携帯端末「i pad」がもうすぐ発売されます。
講演も、やがて映像化され自由に持ち運べるようになり、いつでも、どこでも
講演会に参加できる時代になるのかもしれません。

その一方、ビジネス系講演会の記録媒体は依然として音声のみが圧倒的に多い。
なぜ音声のみでよいかというと、運転しながら聴けるというのがリスナーにと
って必要条件だからです。

日本全国、少し都市部を離れますと車での移動がほとんどになります。そのと
き利用できるかどうかがけっこう重要なポイントなので、映像をつけることは
必ずしも有利ではないということのようです。意外にローテクのしぶとい分野
がありますね。

さて、今回は前振りはこのくらいに、本題へ突入します。

あるベテランの経営コンサルタントのかたが、教えてくれた話です。
そのかたは、すでに引退していますが、年間講演回数100回超、生涯著書出版数
300冊超、指導実績数知れずというつわものでした。

そのかたKさんといいますが、講師を始めたころ、どうにも参加者の評判が悪く
てひどく悩んだそうです。どうしてこう上手くいかないのかと。

■通信教育事業者からコンサルタントへ

Kさんが最初に就職したのは某国営放送局でした。が、すぐにスピンアウトして
当時ブームだったビジネス教育の教材会社に移ります。

世間一般にはあまり知られていませんが、昭和40年代は経営管理とか生産管理
というのは、いまのITなみの強い関心を持って迎えられ、この関係の教育機関、
出版社などが次々と誕生し羽振りもよかった。コンサルタント会社の多くもこ
の時期に急拡大しています。そしてオイルショック後に急速にしぼみました。

当時はビジネス教育といういいかたはなく、産業訓練とか産業教育という呼び
方をしていました。

さて、ビジネスセミナーが盛んだったのもこの時代で、どんなテーマでもやれ
ば満員という主催者にとってはありがた〜い状況でした。

右肩上がりの経済成長には、こうした現象が伴うのでしょう。おそらく中国も
似たようなことになっているんじゃないかと思います。

Kさんの会社もユーザーの要望に応え、教材の販売に加えビジネスセミナーを
開催することにしました。

はじめは外から講師を招いていたのですが、そのうち教育事業を行っている会
社なのに、会社の人間が講師をやらないのはどんなもんか、当時ビジネスセミ
ナーを行っている団体は、いまのシンクタンクに近いポジションで一応専門家
の集団という外見を持っていましたから、多くの団体でそのトップが講師を務
める機会が多かった、それじゃあ我がほうもその線で、という流れになり、な
ぜかKさんにお鉢が回ってきてしまいました。

当時でいう産業教育の内実は、ほとんどが米国の翻訳で、オリジナルなものを
持っている人はすくなく、乱暴に言ってしまえば、今日コンサルタント会社の
看板を掲げればだれでも仕事ができてしまう、どこも積み上げているベースは
薄い五十歩百歩状態でしたから、Kさんも「これなら自分でもできる」と自信
たっぷりに講演会に臨んだのでした。

しかしうまくいかない。

しゃべっていることは、他の講師同様いわば他人の知識、もっぱら米国人の知
識で(そういえばいま突然リバイバルしているドラッカーもこの時期でした)、
他の講師と同じ話をしているのに自分の話は全然聴いてもらえない。
前途多難な講演人生のスタートでした。

■自分の話は自分だけができる

Kさんは悩みます。
口は達者なほうではないが、すべての講師が弁舌さわやかなわけではない、訥
弁の講師でも人気のある講師はいる。見かけはどうか、見かけでは自分より劣
る講師のほうがずっと多い。

話の順番が悪いのか、結論を最初に持ってくるか、いろいろトライアルしまし
たが、あまり効果がありません。

そして最後にあきらめました。もう今度の講演会を最後に講師を降りよう。だ
れかに交代してもらって、教材づくりに専念しよう。

借り物の話や物まねはどうもしっくりこない。話に自信はあってもどこか後ろ
めたさがあって、気持ちよくない。

それなら、もうどうせこれが最後だ。これでだめなら講師は降りるのだから、
「正直は最善の策」自分の体験から話せる話をしよう。そう腹を固めます。

説明する上では必ず事例が必要になりますが、その場合、紹介する事例をすべ
て自分の体験で行うこととしました。

戦国武将や偉人の逸話ではなく、自分のささやかな体験を話しました。有名経
営者の話もしません、ドラッカーがどう言ったかではなく、自分はどういう目
に遭ったかを話しました。これが最後と思うと、講師としての信頼性も気にし
なくて済みますから、失敗談も気楽に話せます。

「こんな人間でも講師ができるのですよ」と笑いさえとれました。

終ってみると、今までどんなに工夫してもさっぱり上がらなかった参加者の評
価が驚くほどよい。かつて一度もなかった万雷の拍手を浴びて話を終えました。

使用前、使用後でこの違い。

事例の部分のみ他人の話を捨てて、自分の話に切り替えただけです。あとは
テーマも話の順番もいままでと変わっていません。

Kさんは「これだ!」と思いました。

■体験談は変化するのが当たり前

こうしてKさんは、その後オイルショックを境にビジネス教育産業が縮小して
いく中、一人気を吐き、年間100回以上の講演と10冊ちかい本を出版し続けて
いくのですが、そのきっかけとなったのはこの「捨て身の講演」でした。

自分自身の体験のよいところは、自分以外の人は知らないということで、やろ
うと思えばいかなる体験談をでっちあげることが可能です。

しかし、それでは借り物と同じでやはりしっくりこないはず。ただ、長いこと
でっち上げの体験談をしゃべっていると、本人も自分のでっち上げにだまされ
てしまい、真実と見分けがつかない話になることもあります。

ま、その分野は脳科学の人にまかせるとして、ここでは正気の沙汰のみを扱う
ことにします。

体験は時間とともに古くなってしまいます。かといって、遡って修正すること
はできないし、同じ体験を二度することもできない。ここが弱点です。どこか
で古臭さを払拭する工夫をしなければならない。

ある人は、聴いている人によって体験談の中身が変わるといってました。
捏造するわけではなく、省略する部分と強調する部分を変えるということです。
いわば演出を変える。脚色・・・する人もいるかもしれませんが、相手に応じ
て体験のどこにスポットライトをあてるか、そういう工夫は必要なのではない
かと思います。

体験談のポイントは、事実関係がどうであったかではなく、一つの事実からな
にを学ぶかですから、事実よりも分析と評価が重要になります。

分析と評価は変わってもいいし、時代によって変わってくるものです。
分析と評価が変われば、事実関係でいままで気にしなかった点がにわかに光を
放ってくることもあります。

なんにせよ、ご自身の体験は疑いなくご自身だけのオリジナルですから、ここ
に説得力がないはずがありません。

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