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コンサル出版フォーラム〜本はあなたをメジャーにする!

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コンサル出版フォーラム〜本はあなたをメジャーにする!
第103号【07/01/29】

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《今週のCONTENTS》

1.『いまビジネス書の役割とは』

2.今週のおすすめセミナー
   出版記念!【労務トラブルを未然に防ぐ就業規則】(3/13東京)

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おはようございます。
本多泰輔です。

近所の「不二家レストラン」、事件直後は閑散としていたのですが、
最近覗いたところでは案外お客が入っていて、中には家族連れでお
誕生日祝いも行われているという「通常ぶり」。

ま、それでも普段よりは来客数が少ないようで、大音量でアピール
するお客さんの誕生日祝いに差し迫ったものも感じます。

信用を築くのは長い時間がかかりますが、壊れるのは一瞬です。

企業の新卒求人数は、毎年増え続け、バブル(これもいい加減過去
のことばにしないといけませんね)経済のときの採用を超えている
ともいわれます。

企業の採用圧力は、依然高くこうした傾向が来年以降もしばらく続
くと見られています。

ここ数年の学生は運のよい人たちです。

いま、企業の採用活動のアドバイザーは、かつて採用を担当した人
事部OBではダメなのだそうですね。

年齢の差は、学生との間に埋めがたい感覚の差をつくり、この異文
化ともいえる感覚の差が致命的なのだそうです。

つまり、新卒者の採用は「過去の経験」が生かせない現場であると。
私は採用担当の経験がないので、よくわかりませんが、多分そうい
うものなのでしょう。

若年人口の少ない時代、計画通りの採用のために大手各社、苦労し
ているようですが、その一方、中高年のリストラも進めている企業
もあります。

同じ会社が大量の採用と大量のリストラを同時に行っているわけで
す。

いまは三顧の礼で迎えられている新卒者も、こうした組織内の影の
部分に接すれば、20年後の自分に不安を覚えることになるのでは
ないかと思います。

『なぜ若者は3年で辞めるのか』、それは「明日はわが身」という
ことに気づくからではないでしょうか。

■戸惑う幹部

『上司が鬼にならねば部下は育たぬ』という本が6〜7年前にベス
トセラーになりました。

昭和40年代の『こんな幹部は辞表を書け』以来続いた、一連の幹
部教育本の、いまのところ最後のベストセラーです。

軽々しく最後と書くのはどうかと顰蹙を買いそうですが、個人的に
は今後こうした厳しく鍛える根性論的な幹部ものが、市場で一定の
評価を得ることはもうないと思っています。

若い部下の感覚が変ったから、根性論が通用しなくなったというわ
けではありません。根性論は若者の会社だったライブドアにもあり
ましたし、競争社会である以上、企業の中で精神的な強さは今後も
求められるでしょう。

『こんな幹部・・・』以来の幹部本は、組織の合理性と永続性を背
景にしていました。いわば忠誠心の涵養がテーマだったわけです。

組織を背負って盛り立てていけば、やがて利益は個人に還って来る。
組織は忠誠心を裏切らない。幹部が頑張る根拠はここにありました。

ところが、21世紀直前から組織のほうが突然変ってしまいました。
舞台の上で大きく見得を切っていたら、背景の書割が勝手に変わり、
別のお話になってしまったようなものです。

組織はそれ自体が生き残るためリストラに踏み切る。こうしたこと
は過去にも何度もあったことで、いわば書割が倒れた、落ちたとい
う状況で、致命的ではあっても話の筋が変るわけではない。

多くの企業でリストラとともに取り入れられた成果主義型の賃金・
人事制度や複線型人事、組織のスリム化などいわゆる新人事制度は、
舞台を忠誠心という書割から自己責任という新しい背景に変えてし
まいました。

幹部は、どう演じていいかわからずただ呆然と舞台の中央で佇むほ
かありません。

幹部が舞台の上で迷っているとき、ビジネス書はどうしていたか。

忠誠心という書割なしに部下に対してどう振舞えばよいのか。そも
そもこれから幹部自身にどういう働き方が求められているのか。

ビジネス書が、こうした課題に応えるために何らかのアプローチを
したかというと、私には記憶がありません。

何年か後に一般書系の版元から出版されたものはありました。
ちくま新書、光文社新書、中公新書などからですね。

いわゆる既存のビジネス書版元から出版されたものは思いつきませ
ん。出版はしたものの売れなかったのか。

今に至るもそれらしい本は、ビジネス書にはありません。

多くの新入社員を採用した企業は、この先どうやって求心力を高め
ていくのだろうか。

■ビジネス書の役割

ビジネス書というのは、昭和50年代以降に一般化した区分だと思
いますが、そのスタートは昭和30年代、そして高度成長の昭和40
年代に百花繚乱の状態になります。

昭和30〜40年代は、米国生まれのマネジメント論を盛んに学習
していた時代、乾いた土が水を吸うように日本の産業全体がノウハ
ウや理論を求めていたといえます。

そしてこの時代は、学習の量と業績結果は結びつきました。

昭和40〜50年代は、48年のオイルショックという大きな経済
的打撃を蒙り、以後経済環境は変りましたが、過去10年米国直輸
入のマネジメント論を日本国内で実践してきた人々が書いた手法・
ノウハウがビジネス書の主流となりました。

いわば今日見られるビジネス書の原型がこの時代に形づくられたと
いえます。根は米国ですが、枝葉は日本製です。

こうして平成に至るまでは、多少の浮沈はあるものの、ビジネス書
およびマネジメント論の背景には常に日本企業の成功体験がありま
した。

それに対してバブル崩壊後の失われた10年間に導入したBPRや
成果主義、コーポレート制は、日本企業の高揚感に結びつかない悲
しい記憶とともにあります。

いくらプロジェクトXが遠い過去の成功体験を持て囃してみても、
この悲しみを埋めることはできません。

いま、ビジネス書が売れないのは、こうした読者の置かれている状
況認識に欠けていることに理由の一つがあると思います。

つまり、深刻に現状に取り組んでいる読者にしてみれば、大昔の処
方箋も悲しい記憶とともにあるシステムもすでに見限っている。そ
して明日への提案は、成功体験が担保されていない。

こういうときビジネス書は何をすればいいのでしょうか。

■傷ついた人事

組織の一員であるサラリーマンに最も影響を与えるのは、いうまで
もなく人事です。この強い影響力を放つ人事制度が、一時求心力を
放棄する思想に傾いたのは、組織と社員に大きな傷を残したと思い
ます。

いま、また組織は新たな求心力の軸を模索しています。

「楽しい」とか「やりがい」とかいうことばもそうした動きを反映
したものですが、社員に受け入れられなければ意味がありません。

大量リストラと制度改革で傷ついた組織と人心は、ことば一つ変え
たくらいで信頼を取り戻すことは難しいのです。

信用を壊すのは一瞬ですが、再構築には時間と労力がかかる。冒頭
に申し上げたとおりです。

そして、いまさら昔の「忠誠心」を持ってくることもできません。
もう制度は改められてしまっているわけですから。

新しい制度に応じた新しい求心力が必要なのです。

このあたりの要請に応えるのは、ビジネス書本来の使命なのだろう
と思います。

■まとめ

以上、人事関係の専門家から見れば異論、誤りがあろうかと思いま
す。間違っておりましたらご指摘ください。

少しテーマ違いの部分に言及しすぎたきらいもあり、いつもと調子
が違いますが、世の中に必要な本というのも稀にはあるわけで、ビ
ジネス書の役割を考えると売れる売れないにかかわらず、社会に必
要な本を出す働きかけもしなくてはいけないなあと思っている次第
です。

ただ、あまり思い込みが強すぎたり考えすぎると本は失敗するので、
「こんなこともある、あんな手もある」くらいからやっていったほ
うがいいのでしょうね。

では、また来週。

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◆◇今週のおすすめセミナー◇◆

出版記念!【労務トラブルを未然に防ぐ就業規則】(3/13 in東京)

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報セミナーを開催します。

起業をしたとき、何冊か本を買い込んで、それを見ながら就業規則
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著者であり、セミナーの講師である、山田順一朗先生のもとには、
労災トラブルが日常的に持ち込まれており、ここ数年、激増してい
るのだそうです。

経営が忙しいのは十分承知しています。 ですが、事前に手を打っ
ておくことでリスクは大幅に軽減され、冷や汗もかかず、苛立ちも
せず、役所にも呼び出されず、社員に職場でつるし上げられること
もなく、大切な運転資金数百万円をムダにしないで済むかもしれな
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■セミナー構成

(1)就業規則とは何か
(2)よくある社員トラブルの発端とその後の対策
(3)労働基準監督署とは    
(4)就業規則の防衛戦略的発想法    
(5)就業規則の社内円滑化のための発想法
(6)ポイント別 就業規則条文構成の注意点
(7)就業規則の「これだけはやってはいけない!」  
(8)労働契約法と就業規則
(9)経営リスクと就業規則&定款

■講 師:山田 順一朗先生(社会保険労務士、行政書士)

■日 時:2007年3月13日(火)13:30〜16:30

■会 場:サンシャインCITY文化会館7F(豊島区東池袋)

■参加費:15,000円(税込、書籍・資料代含む)

※ご参加者にはもれなく山田順一朗先生の著書『社長!その就業規
則ではヤバすぎる』(1,470円)をお付けします。

■主催:株式会社あさ出版 セミナー企画室 TEL:03-3983-3225

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《編集後記》
先日、ビジネス書編集者の方とお話していて感じたのですが、組織
よりも「ビジネスマン個人」としていかに生き残っていくのかとい
う新しい知恵やノウハウを授ける、これによって多くの読者に支持
してもらおうという意図が強く感じられました。新入社員の関心事
も、どれだけ仕事を楽しく、仕事を通じて個人能力を高められるか
にかかっているのではと思います。そういった魅力に欠ける会社は、
人口減少の時代に衰退していくしかないのかもしれませんね・・・。
(発行者:樋笠)

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発行:《株式会社コンサルジェント》http://www.consulgent.co.jp

〒104-0032 東京都中央区八丁堀2-1-9 川名第二ビル6F
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