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コンサル出版フォーラム〜本はあなたをメジャーにする!

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コンサル出版フォーラム〜本はあなたをメジャーにする!
第113号【07/04/09】

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《今週のCONTENTS》

1.『出版プロデュースという仕事―その2』

2.【本多泰輔の出版プロデュース】のご案内

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『出版プロデューサーという仕事―その2』

おはようございます。
本多泰輔です。

いくつかの県と一つの都で知事が決まりましたね。

統一地方選、といってもほとんどの注目は都知事選でしたが、終わ
ってみれば「やはり」という展開でした。

今回の収穫は、政見放送がちょっと面白かったこと。ゴールデンタ
イムでやってほしかったくらいです。政見放送の危なさがよくわか
りました。

それと泡沫候補だけを集めた討論会をやってほしかったですね。

「朝生」や「テレビタックル」をはるかに凌駕する面白さであった
ろうことは疑いありません。

一方、西武球団の裏金事件は、他球団へ飛び火する様子を見せ始め、
おまけにアマチュアも知らぬ顔できない状況になってしまいました。

ロマンを捨てきれないリアリストである本多としてはなかなか興味
深い展開に胸踊る春の日々です。

今回の裏金問題の発端は西武球団のカミングアウトから始まりまし
た。

どうせどこかの週刊誌が記事を発表する前に自白して罪一等を減じ
ようとしたんだろうなと、翌日以降の週刊誌の広告を眺めておりま
した。

だって「何をいまさら」の発表ですからねえ。
プロ野球界の裏金、密約はほぼ公然の事実ですもの。

ところが一向に週刊誌のスクープは出てこない、むしろ後追いの記
事しかない状態、ということは本当に西武球団の自己申告?悔い改
めたのか?そんなことしたら(不良)仲間からつまはじきにされて
しまうではないか。

大丈夫か西武!

ということでつらつら思うに、今回の裏金事件は西武の「自爆テロ」
だと見ております。

目的はプロ・アマ・少年野球を含む球界全体の浄化(を建前にする
んだろうな)ではなく、球団経営からの撤退ではなかろうかと。

さらにすべて自白することにより、西武鉄道グループのコンプライ
アンスを強くアピールし、堤家支配からの決別を図る、すなわち現
経営陣の捨て身技なのではないかと疑っているしだいです。

赤字部門を切り捨て身軽になりたいという、西武鉄道グループの抜
き差しならぬ経済事情が背景にあるものの、「私たちは近鉄とは違
います。過去の贖罪のためきっぱりと身を処したいと思います」っ
てな態度でかっこよく去ろう、というのがねらいなんじゃないでし
ょうか。

妄想ですかね。

もしそうであれば読売のナベツネ氏のお怒りもわからんでもないと
ころです。

なぜならこれはもう一方の流れとも合流する可能性を持つからです。

もう一方の流れとは、「野球だけがプロ・アマを統一する日本野球
協会がないのは不自然だ」(プロレスだってアマチュアと別れて、
団体も分裂してますけどね)という主張で、Jリーグ的なプロ・ア
マ、社会人・少年野球を統合した協会づくりとドラフトの完全ウェ
ーバー制の動きです。

プロ・アマを統合する日本野球協会ができれば、お金は選手や家族、
関係者という個人にわたらず協会が一括育成資金として預かり管理
する、スケート協会のような事件は起こすかもしれないけど、今回
のような不祥事は構造的に起きないというソリューションです。

アマチュア選手がプロに進む場合は、ウェーバー制のドラフトを実
施し、裏金の温床を断つと。

球場設備を持っている西武としては、協会設立に貢献したほうがメ
リットがあるかもしれません。JOCに顔の聞く西武(やっぱり堤
家のおかげ?)なら、協会でもある程度のポジションを期待できる
でしょうし。

管理する側の規模が大きくなったからといって、管理の質が高まる
わけではないし、別の弊害を招く要因にもなりますから、個人的に
はどっちだっていいやと思いますけど、長く続いたプロ野球界の因
習を改めるという大義名分の下では、「日本野球協会」の発足は世
間にとっても割合受け入れやすい選択肢なんじゃないでしょうか。

西武の深謀や恐るべし!(しかし、ライオンズはどこが引き取るの
だろう?)

テーマ違いのことをこんなに長々と書いてしまいました。これだけ
でくたびれたのでもうやめようかという気になりそうですが、一応
続けて本題に入りますので挫けず読み進んでください。

■伝わることと伝えたいこと

民は之を由らしむべし、之を知らしむべからず(民可使由之、不可
使知之『論語』)という一文は、民衆には多くのことを知らせずに
ただ従わせればよいのだ、あるいは多くのことを知らせると却って
やっかいだから何も知らせずただ従わせるほうがよいのだという、
情報公開法の逆を行くような意味でもっぱら使われております。

あの仁と礼をもって人の道を説く孔子にして、民主主義は遥か彼方
にあったのかとしばし感慨に浸るわけですが、よく見ればこの一文

「民を(何らかの力で)従わせることはできても、(条理を説いて)
理解させることは(なかなか)できない」

と読めることに気づきます。

どっちが正しいかはメディアに関わった人間であれば、自身の経験
に照らして後者であることを実感できるはずです。

人は必ずしも質の高いもの、真実に近いものへ向うとは限らない。
正論と曲論が同時に並んでいるとき、往々にして曲論に群がってし
まうことがあります。

本格的な哲学書や思想書には見向きもしないのに、どういうわけだ
か、細木和子サマのほうへは行ってしまうのですね。

由らしむことはできても、知らしむことは実に難しい。

さらに深読みすれば(孔子に対して非礼な気もしますが)、人は人
を知らしむことはできない、知るということは純粋に自発的なこと
で、ヘレン・ケラーとサリバン女史が身をもって教えてくれている
ように、教える側に出来ることは自ら気づいてもらうための働きか
けだけなのです。

「ウォーター・・・」と気づいたのはヘレンの心です。

そういうわけでメディアの人間が、妙に気負って何かを伝えようと
思い込んだりすると必ず行き詰るわけで、最悪挫折感を味わい辞め
ていくケースというもあります。

伝える手段を持っていることイコールそのまま「伝わる」ことには
ならないのです。

著者でもそうですが「知らしめる」ことに使命感を燃やすことは、
だれも否定できない正論なので困りものなのです。

読者がついてくるかどうかは別の条件が必要なわけで、使命感が強
ければ強いほど読者は逃げていくという傾向があります。

メディアの人間(著者を含む)は、使命感と読者の気配を読む感覚
を備えることが必要です。気配ばかりが読んでいると軽薄な人間に
見えますが、そういう人間のほうが業界では出世します。

たとえば出版界だと○○○○○出版の社長なんか典型的でしょう。

読者の気配が読める人が成功するのは、本を売るビジネスをしてい
る以上当然のことです。

■フリーの出版プロデューサーのできること

サラリーマン編集者である以上は、常に一定の制約を受けることに
なります(制約の程度は会社によってかなり差がありますが)。

限られた時間の中で、一定の成果を上げる、企画のジャンルにも一
定の制約があります。

フリーの出版プロデューサーという立場は、この辺が自由です。
その代わり所得も自由ですけど。

自分の会社がないわけですから出せないジャンルはありません。
出せる会社から出版するようプロデュースすればいいわけですから。

また、企画がまとまるまで時間がかかっても上からストップを食ら
うことはありません(経済的にストップせざるを得ない場合はあり
ますが)。

このメルマガではもっぱらビジネス書のことを書いてますが、フリ
ーの出版プロデューサーはジャンルもテーマもフリーなのでありま
す(収入もフリーですが)。

とはいえ、実際のところは出身がビジネス系ですからビジネス書が
多いのですが、「えっ!こんなのも」という突飛なジャンルもやっ
ております。

できれば風俗系もやりたいのですが、残念ながらお声もかからない
し事情もよく知りません。

この立場で一番いいのは売れるかどうかよりも、出したいものを出
すことに専念できる点です(ただし、出してくれる出版社を発掘、
説得しなければなりませんので、気持ちの上だけのことですが)。

見ず知らずの人間が持ち込んだ企画を思い通りに通してくれる出版
社はありませんが、社員編集者の企画であっても企画会議でOKが
出ることはそう多くはないのですから、この辺はあまり気になりま
せん。

■まとめ

最近、飲食などを中心にサービス業界の人材不足が深刻化していま
す。就職氷河期には新卒採用ができたのに、ここに来て採用は著し
く困難になっております。

どなたか、「飲食業、サービス業で人材が安定的に採用できるよう
になる本」を書けるかたいませんかね。

ベストセラーにはなりませんけど、しっかりロングセラーにはなり
ます。

では、また来週。

《バックナンバーはこちら》
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《編集後記》
このメルマガのバックナンバー『編集長Aさんに聞く』(第111号)
がいくつかのブログで引用されているのを見ました。なかなか業界
関係者の方には気になるインサイダー記事?だったかもしれません。
論文じゃないですが引用されるのは嬉しいものです(発行者:樋笠)


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