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コンサル出版フォーラム〜本はあなたをメジャーにする!

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コンサル出版フォーラム〜本はあなたをメジャーにする!
第121号【07/06/04】

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コンサルタントの出版を応援するメールマガジン
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《今週のCONTENTS》

1.『ちょっと気になる近頃のこと』

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………………………………………………………………………………

おはようございます。
本多泰輔です。

先週は「誤植」をテーマにしましたが、そんなことを偉そうに書い
たメルマガの中に誤植があったことに皆さんお気づきになられまし
たか。

それも誰にでもすぐわかるヤバイ誤植です。

果たして何人から指摘があるだろうかと楽しみにしていたのですが、
ほとんどありませんでした。

あまりの少なさに「やはり本当はだれも読んでないのだろうか」と
暫く落ち込んだほどです。

きっとみなさん心優しいので、本多を傷つけまいとあえて指摘しな
かったのだろうと、とりあえず自分を誤魔化したところで、さて誤
植に気づかれたかたはその時どう思われましたか。

■誤植の内訳

わずかに指摘してくれたうちの旧知の編集者はこう言ってました。

「誤植のテーマで誤植出すなよ。アホ」

大変遠慮深いことばとその気遣いの暖かさに感じ入ってしまい、一
瞬褒められたのかと思いました。

読者の多くが同じように感じたと思います。

「よくこんな不注意な原稿で、ぬけぬけと誤植について書いてるな」

また、もっと多くの人は「そんなのあったっけ」と忘れているでしょ
う。

「そもそも先週の出版メルマガなんて読んだかな?」

さて、先週の誤植の箇所は次の二つです(他にもあったらそれは本
当のミス)。

<読者にすぐわかる誤植がとにかく一番恥ずかしい。許しがたいヘ
マです。誤植がテレビ局にとって「後で誤れば済む」程度のことな
のか、「後で誤るくらいなら」事前にもう一人に見させればよいこ
となのかは知りませんが、テロップの誤りを訂正する場面が異常に
多いのは確かです。>

「謝る」べきところを「誤る」としています。

もうひとつは

<なぜ誰にでも誤植とわかる間違いがヤバイのか・・・中略・・・
言うまでもなく著者自信の名誉にも関わります。>

確かに自信も名誉も失われますが、問題なのは著者自身の名誉です。
自身と自信、極めて単純な誤植です。

誰も原稿チェックしていない証明みたいなミスです。

■静かなる読者

以上二つは面目丸つぶれって類の誤植でした。

私は昔こういうしょうもない原稿のミスを指摘されるたびに、指摘
した編集者に対し「いまごろわかったか」と開き直ったものですが、
不思議と相手は怒りませんでした。いい人たちばかりだったのだな。

買った本の文中に明らかな誤植を発見しても、たいていの読者は
「なんだこりゃ。バカだねえ」、あるいは「この本、立派なこと言
ってるけど本当はちょっとレベル低いのかも」などとは思っても、
いちいち出版社に指摘するのは面倒くさいので教えてくれません。

先週のメルマガも多分そういうことだったのだと思います(さもな
きゃやっぱり誰も読んでないのでしょう)。

ことほど左様に、出版した後に読者から誤植の指摘が来ることは極
めて稀です。

しかし読者からクレームがなかったからと安心はできません。
読者は基本的に静かなものなのです。

その静かな読者が騒ぐということは、大ベストセラーの兆しか、大
トラブルの発生か、そのいずれか。

静かだとしても「こんなアホの書いた本はもう読まねえ」と多くの
読者が密かに決意しているとすれば、そっちのほうが怖ろしいです
よ。

■著作権法の改正

著作権法がまた改正されるらしいです。

現在諮問委員の間で審議中で、夏ごろに答申が出るようです。
様子を見る限りでは、あまり出版界を意識したものではありません。

改正のポイントのうち一つは、著作権法違反が親告罪から非親告罪
になること。つまり原著作権者から訴えがなくても、司法警察が違
反を発見したらただちに摘発、逮捕できるようにする。

現行犯逮捕ですね。

もう一つは、違法なソフトはファイルをダウンロードした側も罪に
なること。ばら撒いてる側だけじゃなく、利用者側も取り締まろう
って法律です。

これは音楽著作権協会から来てる委員が強く主張しているようです。

さらにもう一つあったと思いますが、何だったか忘れてしまいまし
た。権利保護期間を死後50年から、70年に延長するだったかな。

出版界でも一部で騒いでいるみたいですが、改正のねらいが音楽映
像ソフトの海賊版潰しと同ソフトのネット上の違法利用潰しである
ことは明らかです。

もちろん法制は施行されれば出版もネットも区別なしですから、ペ
ーパーメディアの世界にも一定の波及はあるでしょう。

ただ侵害された人にしかわからないような本文の一節を、官憲が発
見するなどということは事実上あり得ないことですし、発見したと
してそれが原著作権者の許可を得ているかどうか確認する手間をか
けた上で逮捕するほど当局もヒマではありません(ヒマだとしても、
もっとおいしいことをするでしょう)。

もしそんな捜査が行われたとすれば、よほど身柄を押さえたい別の
理由があるとしか考えられません。

それにしたってもう少し手っ取り早い逮捕理由は他にいくらでもつ
くれます(創れると書くと怖いですね)。

よって、キャラクターグッズや音楽映像など海賊版が存在する業界
には関わりがあるでしょうけど、書籍の世界では審議中の改正案が
立法化されたとしても、官憲の手が執筆者に及ぶことはほとんどな
いだろうと思います。

こう言うと一部から「認識が甘い」、「そんなおめでたいことじゃ
あ出版人失格だ」と糾弾されそうなので、一応付け加えておきます
と、私も徒に著作者の権利保護の拡大を謀り、情報の伝播を制限す
る著作権法改正の動きには反対です。

特に音楽著作権協会。人々の口の端に乗ってこそ音楽だろう、リス
ナーまでお縄にかけようってのはどういう料簡だ、そんなに大事な
ら金庫にでもしまって金輪際表に出すな、などと思っております。

■時事ネタから企画のテーマを探すとき

近頃、テレビのニュース番組の特集で「インターネットカフェ難民」
がよくとり上げられます。

マスメディアでとり上げられるテーマは一応旬といえるのですが、
次のような傾向があることも見逃せません。

 ・「ニュース」の素材として取り上げるテーマは現在進行形
  ・「特集」で取り上げるテーマはすでに過去

ベストセラーの場合、テレビなどでとり上げられるのは売上のピー
クを越えたあたりです。

それは当然で、書店で売れたからマスメディアもベストセラーと知
りえるのであって、これから売れるものをとり上げるなどという離
れ業はいかなるメディアにもできません(細木数子でも多分無理で
しょう)。

つまりマスメディアが嗅ぎつけた時点では、すでにピークアウトな
わけです。

それでも書籍の場合は、テレビのニュースでとり上げられると、そ
こから再浮上するので、場合によっては報道された後にもっと大き
なピークをつくることがあります。

そうなれば現在進行形といえるかもしれません。

一方、そんなニュース番組の特集テーマを企画のネタにしようとす
ると、すでに終わったネタをつかまされる恐れがあります。

例えばネットカフェ難民は、いまだ現在進行形であっても増加中で
はありません。

それは現場に聞けばわかることですが、「もうすでに天井は打って、
いまは収束しつつあるインターネット難民ですが・・・」とやって
しまっては、ニュースコンテンツとしては色褪せるので、あたかも
拡大しつつある現象の如く扱うことになります。

捏造ではありませんが一種の印象操作です。

したがって新聞やテレビでネットカフェ難民を特集しているから、
若者は仕事がなくて困っているのだろう、だったら

『必ず就職できる本』

(実際そんな本ありますね)を書けば多くの若者に喜ばれ必ずヒッ
トするに違いない、などと思うのは早計といわねばなりません。

もう一方のニュース、「来春の企業の採用予定数はバブル期を超え
た」ことも合わせて考える必要があります。

両者を併せるとネットカフェ難民=就職難とはなりません。

最近はバブル期並みに、採用のための企業CMも流れ始めました。
あれほどネット偏重だった求人メディアも少し変わってきているの
でしょうか。

それとも藁をもすがるつもりでテレビCMにかけたのか。若者が三
年で辞めるというのも、統計的には過去になりつつあります。

採用難の結果、会社が「辞めたけりゃ辞めればいいさ。人は余って
んだから」という姿勢を改め、採用者を手厚く処遇するようになっ
たから辞める人も少なくなったわけです。

当世の若者気質よりも、古くから変わらぬ人間本来の心理が反映し
ているだけってことは、この間の社会学者の諸説は一体何だったの
でしょうかね。

なお、企画のテーマは最先端でなければダメかというとそうでもあ
りません。

なぜなら読者も出版社も、トップより半周ばかり遅れてから来ると
いう法則があるからです。エコーですね。

だれも知らないテーマではヒットしませんが、終わったテーマでは
見向きもされません。ベストセラーは早すぎても遅すぎても誕生し
ないのです。

いわばニュース素材と特集テーマの中間くらいにグッドタイミング
の企画テーマはあるといえます。

今週はどこに誤植があるでしょうか。

ではまた来週。

《バックナンバーはこちら》
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《編集後記》
先週号の誤植の件、申し訳ありません・・・。お詫び申し上げます。
私も念入りにチェックするようにいたします(発行者:樋笠)


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発行:《株式会社コンサルジェント》http://www.consulgent.co.jp

〒104-0032 東京都中央区八丁堀2-1-9 川名第二ビル6F
〒540-0036 大阪市中央区南本町2−1−1本町サザンビル 8F
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これからビジネス本を出版したいコンサルタントのためのメルマガです。出版デビューから手堅く売れるロングセラー企画の作り方、出版社への持ち込み方、交渉術を業界30年のベテラン編集者が伝授します。【最新号を読む】
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