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コンサル出版フォーラム〜本はあなたをメジャーにする!

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コンサル出版フォーラム〜本はあなたをメジャーにする!
第144号【07/11/12】

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《今週のCONTENTS》

1.『リテール出版という視線』

2.今週のおすすめメルマガ
     「現役講師が語る!社員研修がうまい会社・ダメな会社」

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おはようございます。
本多泰輔です。

民主党党首は、結局元の鞘に納まりましたね。
よくわからないけど、とりあえず一件落着。

しかし、民主党ってのは攻勢にかかっているときに、よく自ら転ぶ。

昨年「偽メール」に引っ掛けられたと思ったら、今度は党首自らの
ご乱心、わが身を犠牲にして自民党を支えているようにしか見えま
せん。

先週、山田洋行元専務、宮崎氏の身柄が地検特捜に取られました。
特捜が動く時の的は議員バッジです。

前回も書きましたが、わたしは小沢党首の大連立、辞任、辞任の取
り消しまでの一連のダッチロールは、特捜の防衛利権捜査に関係し
ているのではないかと勘ぐっています。

だって、それ以外の理由、連立に参加することで政策を実現とか、
政権担当能力を示すでは、かつて自民党幹事長をやっていた人が考
えることとは思えません。

邪推に過ぎないのでしょうが、特捜の逮捕をかわすには、閣僚に逃
げ込むか、議員辞職するかです。

閣僚が無理なら議員辞職しかありません。党首のまま議員辞職とい
うわけには行かないので、とりあえず党首辞任、だったのではない
か。

そんな中、党首を継続したということは、一定のセーフティーゾー
ンの見通しが立ったのか、民主党執行部が、たとえ法案と引き換え
にしても全力で守る(なつかしいフレーズ)と言ったのか、という
ことだったんじゃないかと妄想が膨らんで止まりません。

問題は、宮崎氏がどこまで歌うかですが、検察に協力するより黙っ
ていたほうが、利益がでかいのですから、たぶんしゃべんないでし
ょうね。

そもそもこの話、山田洋行の内紛から始まったことなので、山田は
いろいろしゃべるでしょうけど、こっちもしゃべりすぎると防衛省
からにらまれてしまうし、共犯になりかねない。

いまごろは話が大きくなりすぎて、ちょっと蒼ざめているんじゃな
いでしょうか。

さて、今回の捜査、バッジというより、そもそも守屋氏本人までい
くのでしょうか。

■意外とあるリテール出版物

先月、安〜い居酒屋で、ある出版社の人間と飲んでいたら、別のあ
る出版社から電話が入りました。

「何かいい原稿もってないか」と。

その時は、行き先未定の原稿はなかったので「ない」と答えました
が、ま、発行スケジュールに穴が開いたのでしょう。わたしのとこ
ろまで追いかけて来るとは、よほどの事情だったと推察します。

こういう時に、押し込める原稿を常に1、2本持っているべきかと
も思いました。

しかし、原稿には書き手がいるわけですから、あんまり大量に原稿
が集まって来ても、すべてに対応できるパワーはないので、これ以
上著者を待たせてがっかりさせるのもつらい。ま仕方ありません。

話変って、出版というのはリテールにはあまり向かないものと思っ
ていたのですが、「東京ウォーカー」を始めとする地域レジャーガ
イドはエリアごとに一定の部数を保って、十分商業ベースになって
いるようです。

また、グルメマップのような地元誌的なものも書店の一角を確実に
押さえています。

それも東京、名古屋、大阪、福岡、札幌といった大都市だけではな
く、山梨とか埼玉とか千葉とか、あるいは滋賀とか高知とか熊本と
か、要するにどこでもエリアガイドはあるわけです。

いまは秋の行楽シーズン終盤ですから、特に目立ちます。

お出かけは近場で済まそう、なのか、近場の再発見なのか、いずれ
にしても一定のエリア内なのですから、そう大部数を望むことはで
きないでしょうが、雑誌でも1万部、2万部で採算の取れる制作体
制なのでしょう。

実際、中味はレジャーガイドにグルメガイドですから、記事なんか
その辺の閑なライターを飛ばして取材させるだけだし、写真はデジ
カメでいけるし、広告だったら撮影料もらえるし、制作コストはも
っぱら印刷費ですが、いまはかなり安いし、一番割高な紙代は、制
作部数がすくないですから全国に大量に配本するより有利とさえい
ます。

そんなわけでローカル出版も可能な時代なわけですね。書店も取次
ぎもエリア限定の配本に、そんなに抵抗がないみたいですし。

市民図書館の貸出データでも、ランキングのトップ3に地元のレジ
ャーガイドが入ってきます。エリア限定の出版は、それなりに全国
版に対する比較優位性がありそうです。

■リテール出版とビジネス書

ビジネス書でローカルなテーマというのは、ありそうでないジャン
ルです。

『大阪ナントカ』とか『名古屋ナントカ』というのは、一般書のジ
ャンルにはありますが、ビジネス書らしいビジネス書で地域ものと
いうものは、まだ未開拓という状態かと思います。

もっとも、地域の人による、地域のための、地域の人しか読まない
本、というのはビジネス書が存在したとしても、エリア限定の本の
ことは、こちらの耳にまで入りませんから、わたしが知らないだけ
かもしれません。

じゃあ、ビジネス書でローカルなテーマって一体なんだと考えてみ
ると、例えばマナー、エチケットの機微に属する話、全国レベルと
一般的振る舞いと地域ごとの所作には自ずと違いがあるでしょうか
ら、「津軽地方の訪問マナー」とか「信濃甲州方面の電話マナー」
というのは、ありでしょう。

どうですかね。

実際、そういう本もありそうな気がします。
見たことはないですが。

「神戸、明石で営業成績を上げる方法」とか「愛知、岐阜で焦げ付
きを減らす方法」などという、実務的なテーマもあってもいいです
ね。

ビジネス書の編集部では、いままで全国共通を前提にしてテーマを
切り分けていましたが、エリアごと縦に切り分けてみると、さらに
テーマの幅が広がりますね。

ビジネス書出版の世界では、市場の9割は東京圏といわれてますが、
それはローカルに対応していない企画のせいかもしれません。

新聞だって地方に行けば、朝毎読より地元紙のほうが強いんですか
ら、書籍も地方に注目した企画があってもいいかもしれません。

そうはいっても、大体、編集の多くは地方出身者なんですが、出版
社の9割近くは在京ですから、地方の情報には極めてうとい。

東京以外に支社、または営業所を持っている出版社は、大手でもわ
ずかです。よって、ローカルで出版をやっているのは新聞社ばかり。

問題は、エリア限定でも販売部数が担保できるかどうか。

■リテール出版という選択肢は

コンサルタントには、あえて東京を射程外に置き、リテールなエリ
アを活動ステージにしているかたがいますね。

出版はメジャーになる手段、という本メルマガの煽りとは逆行しま
すが、リテールでも出版は有効に機能できると思います。

出版することのメリットである、出版という事実による権威付け、
著書から広がる知名度は、全国レベルの出版に較べると全体にスケ
ールダウンしますが、そのかわり競争相手が少ないため出版のハー
ドルは下がります。

一方、在京の中核出版社からローカルなテーマで出版できれば、権
威付けに関しては遜色ありません。

とりあえず、リテール出版のための行動を見てみましょう。

○リテールの出版社に働きかける

根本的にリテールの場合、ビジネス系の出版社も著者も少ないので、
エリア内に出版社が存在すれば、話は早いと思います。適当な出版
社がなければ、地元紙か大手新聞社の支社に売り込めばいいでしょ
う。

大手の場合、出版は本社(東京、大阪、西日本)だけということが
多いと思いますが、最近は印刷所を分散してますから、どこであれ
可能性ゼロではありません。

○在京出版社にリテール出版の企画を持ち込む

在京の出版社の多くは、先に述べたとおり市場の9割が東京圏とい
う過去の事実にとらわれており、リテールで出版した経験がないの
で、まず一筋縄では落ちません。

ただ、最近は販売データはエリアごとにも詳しく出ていますので、
具体的に特定地域でも適切な企画であれば、商業ベースとして成り
立つことを納得させることは不可能なわけではありません。

要は、リテールでの実績を示せればいいわけです。

例えば、信越地域限定で初版2千部出した本が、年間で5千部売れ
たとすれば、全国であろうがリテールであろうが、5千部であるこ
とは同じです。

しかし、5千部でよしとする版元は、ちょっと小規模ですので権威
付けにしてもやや面白くありません。では、どの程度の実績があれ
ば中核出版社の心を動かせるのでしょうか。

近畿地方限定の本が、初版3千部で一年間に重版を重ね1万部まで
行ったとなれば、営業面でどこまでフォローできるか、その会社の
事情によって揺れはありますが、どの出版社であっても商業的には
GOとなりえます。

全国で1万売れない本でも、リテールで1万売れるとなれば、どこ
でもかなり前向きに傾くでしょう。

いまは、取次ぎもリテール対応できますから、流通面で不利な点は
ありません。

全国区のメジャーは目指さない、地域と共生する地域型のコンサル
タントを目指す人にとっても、出版は一定の効果はあろうかと思い
ますし、データ面で担保できるものをお持ちなら、リテールのテー
マであることを売りに企画を提案するのも一つの手段かもしれませ
ん。

■近頃の自費出版

最近、自費出版系の某文芸社の新聞広告を拝見しましたら、だいぶ
以前とはメニューの組み立てが変ってきており、一見したところで
は、だいぶお客さま=著者の方向に歩み始めたのかな、という気が
しました。

リターン率の大きいメニューなどは、ファンドタイプを参考にした
のかなと勘ぐりたくなりますが、とにかくいろいろ競合も増えたり、
お客=著者も賢くなったのでしょうね。

いろいろ気になるところのある自費出版系の出版社ですが、その変
わり身の早さというか、対応力というのは一目置くに値するところ
があります。

では、また来週。

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◆◇今週のおすすめメルマガ◇◆

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《編集後記》
ローカルな地域に限定したビジネス出版はあまり見たことがありま
せんが、けっこう面白い視点かもしれませんね。そもそも全国販売
を前提に考えがちですが、エリアでも十分に採算の合う部数で、エ
リアに特化したビジネステーマを扱うというのも一考の余地がある
のではないでしょうか。視点がユニークなら、意外と全国でヒット
する可能性もあるでしょうね(発行者:樋笠)


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