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コンサル出版フォーラム〜本はあなたをメジャーにする!
第016号【05/05/16】
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コンサルタントの出版を応援するメールマガジン
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《今週のCONTENTS》
1.『仕事の中から本のネタを拾う
仕事しているうちに一冊出来上がる、一挙両得な方法』
2.今週のおすすめビジネス書
【コンピテンシー評価と能力開発の実務
―成果主義時代の人材アセスメント手法と展開方法】
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『仕事の中から本のネタを拾う
仕事しているうちに一冊出来上がる、一挙両得な方法』
■某県立図書館の風景
おはようございます。
本多泰輔です。
このところ事務所移転に伴う諸般の事情により、厚かましくも公共
の図書館を仕事場がわりにしておりました。
使ってみると図書館って意外に便利です。
まず、この某県立図書館はパソコン持込OK。パソコン専用の席ま
で用意され電源一日中使い放題。蔵書読み放題。
インターネットは使えませんが、資料は周囲に満ち溢れているので
すから、いつでも原典に精確に照合できます。
書架に埋め尽くされた古今の書物の間を歩けば、ほぼ5メートル歩
くたびに企画が浮かぶ。はっきり言って天国です。
参考資料は文字通り山ほどあるし、仕事に飽きたら趣味と気分に応
じて適当な本を選び読んでいてもだれも文句を言わないし、事務所
なんかなくてもいいやという気持ちになっております。
そうして公共の場を私物化しているうしろめたさにより、最初のう
ちは周囲に遠慮して隅っこのほうでこそこそと原稿を打ち込んでい
たのですが、慣れてくるにしたがい周囲を見渡しているといくつか
気づくことがありました。
以下その発見です。
(1)司法試験の合格率が低いわけ
利用者には、司法試験の勉強のためか、法律関係の受験参考書を
持ち込んでいる人が多い。
そして彼らを見ていると勉強している時間より寝ている時間の方
が3倍は長い。あれでは合格はおぼつくまい。
司法試験合格率の低さの理由を垣間見ました。寝るなら家で寝ろ
と言いたい。
(2)実証された「書物とトイレの法則」
「書店に行くと便意をもよおす」という説があります。
作家の浅田次郎氏によると、社会科学や哲学、医学、理工書など
難しい本の売り場に行くほど、その傾向は強いとのこと。図書館
はまさにぴったり当てはまる場所。
それを証明するようにいつ某県立図書館のトイレに行っても必ず
「大」の使用者がいる。二つ並んだ個室が両者とも空き部屋だっ
たことがありません。
来館者数は大して数でもないのに、トイレの個室は今日も賑わう。
ちなみに私は抗体があるせいか、上記法則には当てはまりません。
まあ、こんなのが仕事の中にある話のネタかといわれるとお恥ずか
しいですが、少し観察するだけでかんたんに発見できるということ
でございます。
■仕事の中にある宝の山
仕事から本のネタを拾ったという例では『社会人として大切なこと
はみんなディズニーランドで教わった』(香取貴信著、こう書房)
がそのものズバリですね。⇒ http://tinyurl.com/dav4e
ディズニーランドで働くアルバイトは大勢いますし、ディズニーの
サービスマニュアル、ノウハウを扱ったが本も数多くありますが、
ベストセラー著者となったのは香取氏ひとりです。
ひと昔前までは、マクドナルドのマニュアル本がもてはやされまし
たが、香取氏の本は働く感動を織り込んだことで、かつてのマクド
マニュアル本よりも一頭抜け出ています。
もうひとつ。
先週号にもご登場いただいたコンサルタントの田中さんは、飲食・
サービス業のチェーン店の指導をしています。
彼が指導しているある焼き鳥居酒屋では、アルバイトを含め出勤者
は毎日日報をつけています。
その中に収められているアルバイトの「あやちゃん」の日誌はとて
も感動的で、田中さんの著書でも紹介されています。
「あやちゃん」はアメリカに音楽の勉強しに行ってしまいましたの
で、無断で著作権を侵害しないよう粗筋だけ抜粋します。
18歳フリーターの「あやちゃん」は、常連のお客さんたちへ「い
らっしゃいませ」の挨拶に加え、一言つけ加えるようにしています。
ある日サラリーマンのAさんが、疲れた様子で来店しました。「あ
やちゃん」が声をかけると「仕事で疲れてるけど、あやちゃんの元
気な声を聞いてると自分も元気になる気がする」と答えてくれまし
た。
そして、その日「あやちゃん」は日誌にこう記しました。
「あやちゃんの声を聞くと元気になる人がいるなら、明日も元気な
声でお客さんに話しかけよう。お店に来て、あやちゃんの声で元気
になって帰ってくれるなら、あやちゃんもうれしい」
本当はもっと長い文ですが、これを読んだとき本多のおじさんは泣
けました。ディズニーランドじゃなくても大事なことは学べる。
「あやちゃん」感動をありがとう。
田中さんは、こうした現場のお話を指導先で拾い集めて一冊の本に
まとめています。
ところで、ディズニーランドの香取さんも焼き鳥チェーンの「あや
ちゃん」も実はもう職場にはいないのですね。
「あやちゃん」は音楽の勉強でアメリカへ。
香取さんはコンサルタントのようなことをしています。
なぜ、感動の職場を辞めちゃうのでしょう。
本稿のテーマではありませんが、疑問でなりません。
■常に記録する習慣を
コンサルタントは、話しことばの世界で生きる職業です。講演にせ
よ指導にせよ話しことばというのは流れるもの、流れて留まらない
世界ですが、本は記録の世界です。
まず記録すること、メモする習慣をつけましょう。
そうすると電車の中吊り、駅のポスター、ニュースの一言、指導先
のトップとの雑談、社員の感想、至るところに貴重なネタが散りば
められていることがすぐに実感できます。
次に「聞く」ことに軸足を置いてみましょう。
コンサルタントは、「話す」ことが仕事ですから指導することばか
りに気をとられ、ややもすると相手に話をさせる機会を与えない傾
向があります。
それではネタは集まりません。ちょっと聞く側に回ってみましょう。
プロのコンサルタントがメモを取りながら真剣に聞いてくれれば、
相手は感激し、さらに一生懸命いろいろなことを教えてくれます。
社内の事情や業務の問題点、果てはどうすれば改善できるかまで教
えてくれて、ネタは拾えるし、信頼まで勝ち取れるというけっこう
なお得な方法です。
指導先でも研修先でも、相手の話をメモにしておけば、いずれ本を
書くときに使えるネタは必ずそこにあります。
■メモは上手に整理
メモはとっても手帳に3年間収められたままという状態では、有効
活用は期待できません。
メモはとったらすぐに分類して整理しておきましょう。
その際、人事労務とか生産管理とか、図書館の蔵書分類のような整
理の仕方はいただけません。
「社長のちょっといい話」とか「やる気にさせるひと言」とか、自
分でも読みたくなるようなテーマで分類しましょう。
だいたい自分の関心が向かない話をメモするわけがないのですから、
メモした段階で分類は決まってくるはずです。
メモした日付と場所と相手の名前は、できるだけ残しておいたほう
が後々便利です。
「ポストイット」のような糊つきメモ用紙を使えば、あとで分類整
理するとき便利です。
「コンサルティング日誌」というようなものをつけている人はいる
でしょうか。
指導先別、あるいは研修・セミナー別につけておくと、本業にも執
筆にも役に立つと思います。
まさに仕事しながら本一冊出来上がる早道です。
また、過去の仕事で印象深いことや何らかの転機となったことを遡
って、思い出したときにメモしておくのも大事です。
やはり長年やってきたことにこそ、財宝は埋もれているわけですか
ら、そこに至る地図こそメモの積み重ねといえるでしょう。
昔の仕事で記録すべきことを整理し、組み立て直すことができれば、
それがまず第一冊目の著書になりうるでしょう。
こうした経験・ノウハウの棚卸も著書のためばかりでなく、コンサ
ルティングにもかなり役に立つと思います。
■まとめ
「仕事の中から本のネタを拾う」ということは、つまりは目につい
たこと、気がついたこと、関心・感動したことをこまめにメモしよ
うということです。
実際、新聞や雑誌の記事を見たり、インターネットで調べるよりも、
業界のことはそこに従事している人に聞いたほうが真相がわかります。
トップの何気ないひと言に凡百のノウハウ本を超える真理があった
りします。
コンサルタントはそうした業界の深部にいる仕事をしているのです
から、本のネタなど本来、集中豪雨のように次々と降ってくるはず
です。
素材はあるのですから、あとは整理し組み立てる企画力があれば、
読者は必ずついてきます。
さあ、明日からさっそくメモ用紙を懐に。
次週はコンサルジェント社長自らインタビューに臨む「出版体験談」
ですね。お楽しみに。
《バックナンバーはこちら》
http://www.consulgent.co.jp/book-backno.htm
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◆◇今週のおすすめビジネス書◇◆
【コンピテンシー評価と能力開発の実務
―成果主義時代の人材アセスメント手法と展開方法】
著者:高木 史朗 出版社:日本コンサルタントグループ
価格:¥2,310(税込)
誤った「能力観」と「アセスメント手法」が人材マネジメントの機
能を低下させていく。マンパワーと組織活力を高める鍵がここに!
第1章 成果主義人事時代の能力開発
第2章 人材アセスメントの考え方
第3章 コンピテンシーを強化するということ
第4章 コンピテンシーとコア能力の開発強化プランの展開
第5章 これからの能力開発トレーニングのあり方
⇒ http://tinyurl.com/boyu6
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《編集後記》
体験を記録することから、出版デビューの道が開ける。今日のテー
マはシンプルですが、きわめて現実的なアドバイスだったと思いま
す。コンサルタントは見えないサービスを、見えるように表現して
買ってもらうわけですから、日常の仕事を記録して、整理して、次
のお客さんにわかってもらうよう表現することが、すべての出発点
と感じます。(発行者:樋笠)
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発行:《株式会社コンサルジェント》http://www.consulgent.co.jp
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1-10-2きめた第20ビル6F
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これからビジネス本を出版したいコンサルタントのためのメルマガです。出版デビューから手堅く売れるロングセラー企画の作り方、出版社への持ち込み方、交渉術を業界30年のベテラン編集者が伝授します。【最新号を読む】
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