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コンサル出版フォーラム〜本はあなたをメジャーにする!
第002号【05/02/07】
他誌では読めない業界マル秘情報を満載!
コンサルタントの出版を応援するメールマガジン
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《今週のCONTENTS》
1.『現役ビジネス書編集長が本音を語る
〜いま版元が求めている著者』
2. 今週のおすすめメルマガ「勝ち組経営講座」
3.「相互広告のお願い!」
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『現役ビジネス書編集長が本音を語る
〜いま版元が求めている著者』
■編集長Sさん、そこまで言っちゃっていいの!?
こんにちは。本多泰輔(ほんだ たいすけ)です。
今回は、創刊号の予告どおりに現役ビジネス書編集長に版元が求め
ている著者とはどういう人物像なのかを語っていただきます。
Sさんは、ビジネス書一筋25年のベテラン編集者。秀才にして見
識高く、人柄温厚、人脈豊富、先見力のある企画で会社を業界上位
の位置に押し上げた立役者でもあります。
あえて匿名としたのはメルマガの性格上、率直な意見を聞きたかっ
たからですが、ここまで話してくれるとは思いませんでした。
私のSさんを見る目がこの日を境に大きく変わりました。あの温顔
の下には般若がかくれていたのですね。出世するはずだわ。
インタビューの場所は都内シティホテル喫茶ラウンジ、時刻は黄昏
時、ちらほらと同伴出勤の待ち合わせと思しき美女がそぞろに人待
ち顔で逍遥するそんな頃です。
■出版社に持ち込まれる原稿の運命
本多:初めて著作を出す場合、出版社に原稿を持ち込むケースが多
いわけですけど、持ち込み原稿についておうかがいします。
Sさんは今はもういちいち持ち込み原稿は見ないでしょうけ
ど、若いころはずいぶん読んだでしょう。その経験からなに
か助言を。
S:「いまは原則、持ち込み原稿は受け付けていないんですよ」
本多:えっ!!このメルマガの趣旨は、どうやって持ち込みを通す
かが柱なのに。いきなり廃刊っすか!
S:「まあまあ泣きそうな顔しないで。あいかわらずですね。まず、
持ち込みを積極的に呼びかける出版社もあります。うちも昔
はそうでした。
ただ、ビジネス書大手版元は基本的に持ち込みは受け付けて
いないところが多いです。」
本多:じゃあ大手から出そうと思っても門前払いですか。
S:「人聞きが悪いね。でも表向きはそう。このインタビューは匿
名だから言うけど、受け付けないといいながら、僕は昨年持
ち込み原稿で一本出してますよ。」
本多:つまり?
S:「どういうわけか編集部員のところに持ち込み原稿があってね、
企画会議にそれが上がってきたの。わりと良さそうな話だっ
たんで読んでみたらけっこういけそうだと。それでGOした
わけ。」
本多:その“どういうわけか”についてくわしく聞きたいですね。
S:「いいけど、その前に多くの持ち込み原稿がどうなっているの
か話しとかないとメルマガの読者はわけわからないですよ。」
本多:おお!そのとおり。さすが編集長、ではお願いします。
S:「いきなり惨い話をするけど、持ち込み原稿が出版される割合
って、うちが持ち込み受け付けていたころですら1%なかっ
たですよ。100本持ち込まれて1本・・・ないですね。
どうしてかというと、まず全て読むことができない。見栄で
はなく本当に忙しいですからね。200枚〜300枚もある
原稿ですから、執筆者のために出来るだけ読もうと努力はし
ていたんですけど、いかんせん余裕がない。
このまま毎月持ち込み原稿を読み続けるんだったらもう会社
辞めようと思ってました。著者ご本人からも電話が来ても、
大抵は読んでないから、なにかあればこちらからご連絡しま
すとしか言いようがなかった。しんどかったですよ。
程度の差はあっても持ち込み原稿に対する扱いの実態はみん
な同じようなことなんじゃないですか。」
本多:つまり狭き門だと。
S:「われわれはどこで著者を探してるかといえば、市販本の著者
を注意して見てるわけですよね。書店で探してるわけですよ。
実績がない人が原稿を持ち込んでも、やはり不利であること
は否めない事実です。
一方で、同じ畑からは巨大な実りは期待できない。新しいジ
ャンルの開拓、フレッシュな人材を見つけたい要求もありま
す。現在、読者に持ち込みを呼びかけている版元はかなりあ
りますよね。
それはやはり新しい人材の発掘のためなんでしょう。それだ
けじゃないかもしれませんけど・・・。ただ、大手版元は持
ち込みよりも出版市場で著者を探しているということです。」
■編集者に読ませるためには
本多:それじゃあこれから本を出そうと考えている人はどうしたら
よいのでしょう?
S:「それがあなたの仕事でしょ(嫌味な笑い)。まあいいでしょ
う。昔のよしみで少しだけお答えしましょうか。書店で著者
を探しているといいましたが、年間7万点ちかい新刊本が出
る中で探すということは、持ち込み原稿を読む以上に大変な
んです。
もちろんわれわれの場合ジャンルは限られていますが、それ
でも大変なことです。したがって紹介というのは大きなファ
クターなんです。本多さんに期待するものそのへんですね。」
本多:エールをありがとうございます。
S:「うちの場合、紹介者というのは、うちから出してる著者が多
いです。特にベストセラーを出している貢献度の高い人から
の紹介は大事にします。
義理で会うというよりも、紹介してもらう人は、たいてい同
じジャンルの同じレベルの人ですから、実績に結びつくケー
スが多いんです」
本多:例えば私のような知り合いが原稿預かってきた場合はどうで
しょう?
S:「その知り合いとの人間関係が悪くなりますよ(毒のある笑い)。
やはり200ページの大作を持ち込まれるのはつらいですよ。
本多さんだって素人じゃないんだからわかるでしょう。」
本多:わかります。紹介だけにとどめます。
S:「そうですね。本当に一枚の企画書があればそれでいいんです
よ」
本多:新しいジャンルの巨大な実りのほうはどうするんですか?
S:「ねらって当たるわけじゃなし。そんなことどうしようか考え
たってしようがないじゃないですか。それこそ人脈の上に咲
くひらめきの花一輪ですよ。」
■本音で言う!求める著者とは
本多:知らぬ間に悟りを開いたんですね。それでは、いま求めてい
る著者とはどういう人ですか?
S:「またつまんないこと聞きますねえ。売れる人に決まってんじ
ゃない。」
本多:いきなりみもふたもないことを・・・。酔っ払ったんですか?
コーヒーしか飲んでないのに。
S:「いや、本多さん、なんでさっきからわかりきったことを聞く
の?痛いほどわかってんでしょ自分で。」
本多:だって現役編集長が語るだもん。僕が言ったって記事になん
ないじゃない。
S:「わかった。コーヒーもういっぱい頼んでもいい?それじゃあ、
あなたにかわってもう少し解説いたしましょう。版元にとっ
ては、販売部数が見込める人が望ましい著者ですよね。
大手版元が有名人の本ばかり出すのは、その人の販売力に期
待しているからですし、売れっ子作家というのは出す本が売
れるから、版元も三顧の礼で出版を拝み倒すわけです。
つまり販売数を示せる著者なら企画が公序良俗に反しない限
り、あるいは版元によっては反することも恐れずに出すんで
す。ビジネス書では、例えば年間にセミナーを100回くら
いやるから5000部は売れるという著者ならばとてもあり
がたいですね。
あるいはファンクラブのような会員組織があって、そこに一
万人いるから半分は買うだろうとか。実はそういう著者は多
いんですよ。この話は架空じゃない。」
本多:お金がすべて?
S:「そういうことを本多さんに言われるのは心外だなあ。販売力
は大事だけど、もちろんそれだけじゃないよ。」
本多:他になにがあるってんですか?
S:「読者のために全力をつくす人。著者が自分の下心を出したり、
自分の都合で原稿のさじ加減をしたら、読者は敏感に察しま
す。自分のことはさておき読者に良くなって欲しいと一生懸
命やさしく書いてくれいる著者の本は、やはり分かりやすい
し、読みやすい。
そして読者も心を動かされます。本多さんは信じないかもし
れないけど、ビジネス書だって感動する本はあるんだよ。」
本多:下心はダメ?
S:「ダメじゃないけど、書いてるときは本気で読者のためを思っ
てないとダメですよね。それに下心丸出しではきっと読者に
見透かされますから、出版の意味がないですよ。」
本多:サプリ系の本なんかもPRっぽいけど、実際に生き残ってい
るものは内容的にも一定の水準に達してますよね。
S:「そう。製品の効果について書いてあるものも情報にはちがい
ないんだから本にならないことはない。目的がPRだったと
しても、要するにどこまで読者のことを考えてつくっている
かだよね。
著者の販売力といったって、買うのは読者なんだから。少な
くともビジネス書においては、読者のためにならないものが
売れるわけがない。売れないものは版元も出さないというこ
とですよ。お互いにマイナスなんですよ。わかっていただけ
ましたか。」
■秘策公開!持ち込みの必殺技
本多:では最後に、持ち込み企画を通すためのうまい手をひとつ。
S:「まだ聞くの。しぶといね。しゃべらないと本当に家までつい
てきそうだから、2〜3手の内を明かしましょ」
本多:やあ、あいかわらずいい人ですねえ。
S:「企画書が魅力的であること。原稿はあっても1章分ていどで、
なくてもよい。企画書が魅力的ということは、テーマもさる
ことながら、企画書自体がわかりやすくなければならない。
わかりやすい企画書がつくれないのに分かりやすい原稿が書
けるはずがないので、よって企画書に魅力がなければ原稿を
読むまでには至らない。
ふたつめ、版元編集部、または業界にコネのある人間に紹介
を頼むこと。みっつめ、打合せの際は、自分の欲得や思い込
みを抑え、心底読者のためを考えていることを示すこと。
それに加えてセミナーや講演の回数など、販売力をちらりと
させれば、なおGood。そんなとこですか。」
本多:魅力的な企画というのはどんな?
S:「版元によって違いますね。ビジネス書だったら、その出版社
の目録を見てみたらいいですよ。そこにヒントがあります。
例えば営業系のテーマが目録に少ないとすれば、営業系のテ
ーマは売れないから抜いているのか、たまたま抜けてしまっ
ていて補充に迫られているのか、どちらかですよね。後者の
確率は50%。50%もあるんだったら提案してみるべきで
しょう。
あとビジネス系の雑誌には専門誌も多いから、そういうとこ
ろからアプローチするのもいいですね。雑誌は常に企画も原
稿も逼迫してますから、単行本よりチャンスは多いですよ。」
本多:Sさんはかつて雑誌もやってましたけど、雑誌に掲載する場
合のコツは
S:「やっぱり企画ですよ。ただ雑誌の場合、単発でもらってもあ
まりありがたくないんで、月刊誌だったら一応一年12か月
分のまとまった企画じゃないと魅力ないですね。
12か月分もらっても実際は3回しかやれないかもしれない
けど、その場合でも12ヶ月のなかから選べるしね。」
本多:Sさん、きょうは本当にありがとうございました。このメル
マガは、これから本格的に出版社と著者とのマッチングをや
っていきます。
メンバーオンリーの「編集部企画会議室」というコーナーも
つくり、そこには出版社が現実に求めている「このテーマを
書ける著書」を募集するボードも備え付けますので、ご利用
ください。
また魅力的な企画書の書き方、サンプルも掲示したいと思い
ます。またご協力ください。
S:「それは僕に言ってんじゃなくて、読者に向けて言ってるみた
いね。」
■まとめ「明日(の出版)のために」・・・その1.
1.持ち込みは出版社にコネのある人物を通すこと
2.よい原稿の前によい企画書ありき
3.出版社の目録をマークせよ
4.自分の販売力を示すべし
5.原稿書くときはあくまで読者のためをつらぬくこと
6.雑誌の企画は12ヵ月分のテーマを書くこと
PR:本メルマガでは、これからもSさんほか業界のエキスパート
に数多く登場していただきます。無料版では匿名とせざるを得ませ
んが、役立つ本音を聞かせてもらいますのでご期待ください。
来週は現役大手老舗版元営業マンに聞く、販売現場から見た「こん
な著者の本を売りたい」です。お楽しみに。
《バックナンバーはこちら》
http://www.consulgent.co.jp/book-backno.htm
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できかねる場合もございますので予め、ご了承下さい。
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《編集後記》
創刊第2号、いかがでしたでしょうか?これからも他では聞けない
ビジネス出版業界のウラ事情をお伝えしていきますので、ご期待く
ださい。もっと多くの方に読んでいただきたいので、ぜひ、周りの
方にもお勧めしてくださると嬉しいです・・・!(発行者:樋笠)
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