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コンサル出版フォーラム〜本はあなたをメジャーにする!

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コンサル出版フォーラム〜本はあなたをメジャーにする!
第097号【06/12/11】

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《今週のCONTENTS》

1.定年後は文学の季節

2.今週のおすすめコンテンツ
    「成約率アップの決定版“究極のカウントダウンツール”」

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おはようございます。
本多泰輔です。

先週、とある法曹関係のかたがたの集まりに参加させていただきま
した。

毎月一回研修会を開いているという、『カバチタレ』(講談社週刊
「モーニング」連載)の世界の人とは思えぬ真面目な態度に頭が下
がるとともに、本多なんぞの話まで聞いておこうという守備範囲の
広さに小さな疑問を抱きつつ、小雨の煙るなか会場へと向っており
ました。

場所は神奈川県の入り口、いまやおしゃれで文化的な街並みに変わ
ってしまっている川崎駅西口、「川崎ってこんなんだったかなあ。
確かもっと灰色だったような気がするけど」と旧い記憶を遡ってみ
ると、あの灰色の景色、すなわち「東芝」の工場群が丸ごとない、
そこにはいくつかの瀟洒な文化施設が・・・(土壌汚染大丈夫だっ
たんだろうか)。

ソニー、松下、日立、東芝、NEC、富士通、そしてサンヨー、か
つて栄華を誇っていた電機メーカーが、だんだん後退していくのを
見るのは寂しい思いがします。

すこし早めに会場に着いたので、2階の喫茶店で仕掛かり原稿の目
次チェックをしながら時間調整しようと入ってみたら、これが禁煙
(まあ仕方ないですが)、自然素材、自然食の筋金入りエコ喫茶。

しかもお客は私を除いて全て女性。内装もテーブルも塗装なしの無
垢の木、テーブルカバーも自然素材の木綿布地。

かつて大気汚染の代表的な街で、どっちかというと男の街だった川
崎までこうなってしまっては、もはや私ら無頼の輩は行くところが
ありませんなあ、などと思いながら、自家焙煎無農薬国産豆100
%のコーヒーをすすっておりました。「ドトール」よりはおいしか
ったです。

さて、本物の行政書士は、マンガの『カバチタレ』みたいにきわど
いことばかりやる仕事ではないことがわかりました。

それでも「行政書士を辞めるときはすべてを暴露したい」という人
もいたので、それなりに面白い世界に足を踏み込んで仕事している
ようでした。

まあ、全体に優雅な感じの人が多かったので、税理士なんかよりも
「いい資格」なんでしょうね。

■定年後の進路

もうすぐ07年、団塊の世代の大量リタイアといわれていますが、あ
まり目に見える動きはありませんね。

「ちょい不良オヤジ」のLEONが少し世間の耳目を集めましたが、出
版界においても団塊を当てにしたものは、一般書では目につくほど
のものはありません。

団塊の世代というと男性を想起しますが、男女の数は高齢になるに
従い女性の比率が高まるわけですから、実は女性の世代と見たほう
がよいのではと思います。

確かにリタイアするのは男性ですが、世代としては女性人口に注目
すべきなんじゃないでしょうか。

定年起業はリタイアした本人が志すことなので、多くは男性でしょ
う。しかもかなりエネルギーがある人です。こういうアウトプット
型はやはり男性的な行動です。

しかし、そういう人は多くない。

公的年金と企業年金、それに貯蓄や金融商品で経済的な基盤を支え
ようという人は、美術館めぐり、登山、海外旅行など、悠々自適の
優雅な生活を楽しんでいます。

仕事をしながら悠々自適、という人々が最も多いのではないでしょ
うか。こうした行動の主導権は女性にあります。

前にも書きました高尾山(高尾山にも熊が出たそうですが、当然で
すよね。山なんだから)の登山者250万人のほとんどは女性です。
男性は女性に連れられてやってくる程度。

保険やらなんやら団塊世代をねらったCMは夫唱婦随のイメージで
すが、私は「婦唱夫随」が現実の姿だと思っております。

■定年後の読書

読書人口を世代別に見れば、結局10代が一番多いんですが、図書館
には高齢者の姿も多い。

団塊の世代が果たしてどのくらい本を読むかわかりませんが、彼ら
が手にする本とは一体どんなものでしょうか。とりあえずベストセ
ラーは読むでしょう。

最近は昭和30年代ものが多いですから、なつかしさも含め読まれて
いるのかもしれません。そういえば映画「三丁目の夕日」も観客は
おばあさんばっかりでした(ま、私はウィークデイの午前中から映
画見てますから。すでにホワイトカラーエグゼンプションです)。

「僕とおばあさん、おばあさん、おばあさん、ときどきおじいさん」
という館内の状況でした。『東京タワー』も多分そうなるのでしょ
う。

「昭和30年代」ブームは、団塊のテーマなのかもしれません。私の
ような50歳前後の人間にとっては、70年代(昭和45年〜)が想い出
多き時代ですが、団塊の人たちにとっては「美しい10代」だったの
は昭和30年代ですから。

ま、しかしビジネス書でどうやって昭和30年代を扱えばいいのか、
思案に苦しみますね。小説のように自由につくれればいいのでしょ
うが。

「昭和35年の松下電器」とか「東京オリンピックと東芝」とか「日
立の東京タワー」とか・・・、うーん、やはり物語になってしまい
ますね。

『鉛筆で奥の細道』や「水彩画の描き方」や「楽器の弾き方」「山
岳ガイド」の類は、やはり余暇の増えた高齢者が読者層の核になっ
ていることは間違いありません。

団塊という冠はつけていないにせよ、水面下では書籍のシルバー市
場は少しずつ拡大しているといえます。それにしても趣味の世界ば
かりですね。

文学も古典文学や名作の読者が増えています。

■文学全集の復活は

以前にもここで紹介しましたが、文庫の売上No.1は夏目漱石と太宰
治です。

最近は村上春樹の翻訳で『グレートギャツビー』が文芸書のベスト
セラーになっています。何年か前には『キャチャー・イン・ザ・ラ
イ』がベストセラーになりました。

おかげで白水社の『ライ麦畑でつかまえて』までがベストセラーと
なるという奇想天外な動きとなりました。白水社の本がベストテン
に入るなんて古今未曾有じゃないでしょうか。

リタイアしてから若いころにかじった楽器をもう一度やろうという
人の登場は、楽器メーカーを相当潤しているようですが、若いころ
に読めなかった本をもう一度読み直そうという人もいるのでしょう
か。

いまのところ文庫ばかりに手が伸びているようですが、私の経験か
らいっても文芸作品は高じてくると全集が欲しくなります。文庫で
全巻そろえても達成感がないんですよね。見た目も全集の豪華本の
ほうがかっこいいし。

ただし、全集をそろえると中は読まないという抜きがたい法則があ
ります。

現在、文学全集は古書店に行かないとお目にかかれないですが、再
び全集が売れる時代が来るのでしょうか。そういうときが来れば、
書店と一部分芸書の老舗は大活況でしょうね。

白水社のみならず、博文館や北隆館などの老舗が再び出版界の雄に
返り咲くかもしれません。

「昭和大衆文学全集」なんてどうでしょうかね。でも、やはり「日
本名作文学全集」でしょうかね。印税ないですしね。

■まとめ

まとめといっても今回は本当にとりとめのない話でしたので、まと
めようがありません。どうしたもんでしょうか。

結局、いまのところ団塊は、読書傾向で見る限りビジネスよりも趣
味のほうに関心が向っているようです。

定年後にコンサルタントをやろうか、という人もいるのでしょうが
、絶対数は少ないです。定年起業家もいるのでしょうが、まだつか
みどころがありません。

来年のテーマとしては、新卒採用者と先輩社員たちとの価値観のギ
ャップや、部下の心のケアまでを管理の範囲としなければならない
管理職のための本のほうが喫緊かもしれません。

団塊のテーマっていったいなんなのでしょうか。いつかは経済的な
課題もテーマになるのでしょうけど。

では、また来週。

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《編集後記》
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(発行者:樋笠)

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